【皐月祭事前インタビュー】キャラフレの学園祭はユーザーによる手作り!? ユーザー主導の学園祭は半年をかけた作品もあるとか!?
普通のゲームでは味わえない
ユーザーがみんなで作り上げていく学園祭はリアルそのもの
仮想学園都市「翔愛学園」を舞台に、学園祭や修学旅行など、様々なイベントに参加しながら学校生活を楽しめるオンライン美少女アドベンチャーゲーム「キャラフレ」。今回無料ゲームクラブは、ゲーム内で5月21日(土)から開催される皐月祭(学園祭)について、その舞台裏などを運営を行なうエイプリル・データ・デザインズ代表の濱田功志氏に語ってもらった。
代表の濱田氏
今回のインタビューでは、皐月祭の舞台裏などを語っていただいた。※画像はゲーム内での自身のアバター
ユーザーが作り上げていく皐月祭
− 皐月祭とはどういった学園祭なのですか?
2010年から年に2回づつ開催されてきた学園祭で、リアルの学園祭のようにユーザーさんたちが出展内容を考えて、ユーザーさんによって作り上げられます。
出展物はユーザーさん自身が作ったミニゲームや、制作物の展示や配布など、ステージでのライブイベントなど幅広く、皐月祭期間中は昼夜問わず様々なユーザーさんによる出展物を見たり遊んだりすることができます。
中には出展物の作成に半年以上かける団体まであったり、他のゲームでは絶対に味わうことができない盛り上がりを感じて頂けると思います。
− 今年はいくつの団体が出展する予定でしょうか?
皐月祭での出展団体の申請枠が「特別一次」「特別二次」「一般枠」「公式部」とあるんですが、特別一次と公式部を締め切ったところで現状で54団体の出展が決まってます。最終的には60を超えそうな勢いですね。例年でも60団体程度が出展をしているので、今年も同じくらいの出展数になる予定です。
− 60団体となると相当多いですよね?
そうですね。これ以上増えても運営の対応としてもギリギリですし、ユーザーさんも毎日頑張って見て回らないと、全てを回り切ることはできない出展数なので今くらいが丁度いいかと思います。
出展内容も、いつでも見れるような出展もあれば、むこうの部員がいないと盛り上がらないものもあります。部によっては頻繁に部員がいるところもありますが、それが強制じゃないですし、たまに接客というタイミングを狙ってると回りきれなかったという声はたくさんあります。
あとはステージイベントは、時間がきっちり決まっているのでそこで見に行かないと見れなかったりします。
※画像は2015年秋に行われた「2015翔愛祭」の出展ブースです
− 運営としてはこの時期大変だと思うのですが、どういったことをしていますか?
最近は出展内容の作成を自力でやる団体が増えてまして、自力でやる場合には編集室の申請が入るので、編集室の準備をしてあげたらあとは自分たちで作成して頂いてます。
一段落した後は、オリジナルアイテムを作りたいというところがあるので、その場合は、画像を提出してもらったらそれを運営側でデータベースに登録して、実装してあげるという作業をしています。
昔は展示物をスライドショーで見せるものとかも、運営側で作るという場合もあったんですが、最近ではみなさん自力でやれるようになったので、アイテムと展示物を作るところに質問がでれば答えてあげるということはありますね。
皐月祭のゲートとかテントとか、運動場はユーザーではなく企業の展示なのでそちらは運営側が作り上げています。
− どのような企業が出展していますか?
一番目玉になるのが、ゲームメーカーさんとのコラボで、他社のゲームのコスチュームとか、アイテムとかをこちらで着れるように描き直したものを販売しています。あとはYouTubeのムービーを日替わりで流してくれるような企業さんとか、服以外のアイテムを提供してくれる企業さんとかもいらっしゃいます。
YouTubeに関しては、いつでも見れるようにしている場合もあれば、学園祭時期だけの期間限定で毎日追加という企業さんもいらっしゃいます。
▲運動場の特設ブース
※画像は2015年皐月祭の特設ブース。
− トラブルなどはありませんか?
ユーザーさん同士の喧嘩はありますね。喧嘩といってもリアルの学園祭で起こるような些細な口論のようなものですね。
運営側で言えば学園祭期間中はサーバーの負荷が高くなるということくらいですね。年々ユーザーさんのスキルが上がるので、我々は楽になっています。こちらもユーザーさん側が自力で出展物の作成ができるようにシステムの追加などを行っているので、効率は良くなっていると思います。
− 学園祭は初回からうまくいってたんですか?
初回は大変でしたね。試行錯誤もありますし、スキルの高い団体に、実験的な試みを頼みつつ、新しく参加する団体には無難なところを教えつつということをしていました。初回はユーザーさんも手探りなので、面白かったですけどね。どんなことができるんだろうというイメージがないまま、学園祭が決まったという感じでした。
− クオリティは毎年上がっているんですか?
そうですね、ただクオリティ競争をしちゃうと、結局参加するときのハードルも上がってしまいますし、新しい人が入りづらくなるので、クオリティよりもアイデアとか切り口で勝負して欲しいとは思っています。
− 今後このような皐月祭にしたいなどという考えはありますか?
そこはあまり運営側が口出さないほうがリアルかなと思ってまして、ユーザーさん側に任せるべきところかなと思っています。新しい提案とかをもらってそれに対してシステムに手を加えていったり、実装したら使われそうなものを先回りして運営側で追加することで、ユーザーさんの制作意欲を高めることが大事だと思っています。
− 皐月祭についてユーザーさんと運営で話し合いなどするんですか?
はい、学園祭シーズンですと、生徒会室で運営とユーザーさんは毎日数時間話し合ったりしています。今年から生徒会(運営担当者)が代わったので、むしろ生徒会(運営担当者)側がユーザーさんに色々教えてもらいながら一緒に皐月祭を作り上げています。
※画像は2015年秋に行われた「2015翔愛祭」の出展ブースです。
生徒会室で実際のユーザーさんにインタビューしてみた
生徒会長の彩実さんに聞いてみた
彩実さん(生徒会長)
ゲームサービス開始時は小学生として登場、高校生になって今年から生徒会長になった。
− 今の時期はやはり大変ですか?
大変だけど、生徒会室が盛り上がっていて楽しいです!
学園祭は、みんなで作り上げるものだから私も頑張らないとって思います!
− 今年が生徒会長としてはじめての皐月祭ですが、どのような意気込みでしょうか?
はい!怪我無く最後まで頑張ります!!
− どんな皐月祭にしたいですか?
みんなが、少しの時間でも楽しいって思ってもらえたら嬉しいかなぁ
出展する人は、一致団結して作り上げる楽しみ。参加する人は、人の作品を純粋に楽しんで欲しいです!
公式部のまゆさんに話を聞いてみた
まゆさん
ネコミミ「イベント」クオリティーズの代表。
− 公式部の、まゆさんはどんな出展をされるのですか?
はい、あたしたちネコミミ部は主に七種類ほどのミニゲームの展示をさせてもらう予定です。
お客さんの要望に答えたハンバーガー作成、そして新作の定食ゲームと、猫を育成して競争させるゲームを作成いたしました。
− 製作期間はどの程度かかったのですか?
企画から完成まで部会で話し合ったりして大体1ヶ月半程です。
皆さんお待ちしております。アイカツ共々よろしくお願いします。
同好会の由香さんに聞いたみた
由香さん
「学校」「虹の足」制作委員会として小説を書いている。
− 同好会の由香さんはどのような出展をされるのでしょうか?
私は以前の学園祭で自分で小説作品を書いて公開していて、今回はその2作品を、修正を加えて再公開します。当時入っていた同好会で、簡単なシナリオをみんなが書いている所に私も挑戦してみて、みんなみたいにお話を書いてみたいという気持ちが湧き起こりました。
− 小説を書く上での苦労とかございますか?
そうですねー。私は多分かなり神経質なほうのタイプなんじゃないかという気がして、1つは書きたいこと書いていると文章が回りくどく長くなってしまって、短くまとめるのに苦労すること。もう1つは、重たいテーマを書くのが好きなんですが、人を傷つけない、あと傷ついている人を僅かでも立ち直れる(安心させられる?)方向にできることを書くにはどうすればいいかをしょっちゅう考え込みます。
− 重たいテーマというと、どのようなジャンルなんですか?
「いじめに傷ついている人がいた時、周りの人にできることは何か」…1作目で投げたかったことはこういうことですかねえ。答えになってるかな?
様々な団体が出展する皐月祭、みどころとは?
※画像は2015年秋に行われた「2015翔愛祭」の出展ブースです。
− 最後に皐月祭のみどころをお聞かせください
やはり、ユーザーさん主導で作り上げられる手作り感ですかね。普通のゲームではできないことですので。準備には1ヶ月程度から長い所ですと半年をかけるところもあったりと、リアルよりも力の入った学園祭になっているかと思います。
というわけで、キャラフレ学園祭の事前インタビューでした!
学園祭は5月21日(土)から開催されるのでみなさんお楽しみに!!
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— 無料ゲームクラブ (@freegameclub) 2016年4月28日